循環器内科について
循環器内科は、一言でいうと心臓と血管の病気を扱う診療科です。
心臓と血管の病気と言うと、すぐに命に関わる問題であると想像される方もいらっしゃるかと思いますが(もちろんそういう場合もございますが)、受診されるきっかけとなる(受診していただきたい)症状は、実は日常生活においてよく見られるものでもあります。
動悸
動悸がするという症状は、一般的には「胸がドキドキする」ことを指します。
動悸がする主な原因の一つとしては不整脈が挙げられますが、ドキドキする以外にも「急にドクンとする」「脈がとぶ」といったこともあります。また、動悸に加えて浮腫(むくみ)などの症状がある場合には、その他の循環器疾患の疑いもありますので、まずはお早めに循環器内科を受診してください。
浮腫(むくみ)
臓器に何らかの障害が生じ、体内の水分バランスが崩れたり、局所的な感染が生じたりすると浮腫が現れます。
浮腫が現れる主な疾患としては、心不全、腎不全、肝疾患、甲状腺機能障害など様々なものが挙げられますが、当院では血液検査や超音波検査(エコー検査)を行うことで浮腫の原因を特定し、当院で内科的な治療を行うだけでなく、必要な際には他の診療科へのご紹介もスムーズに実施することができますので、むくみの症状が気になる方はお気軽にご相談ください
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胸痛
胸痛は様々な原因で生じますが、狭心症や心筋梗塞が原因となっている場合には、すぐに適切な治療を受けないと命に関わる場合がありますので、一刻も早くご来院ください。
また、狭心症や心筋梗塞は生活習慣病による動脈硬化の進行が原因となりますので、重大な症状が現れる前にご相談いただくことが重要です。
息切れ
息切れは、息苦しい、呼吸がしにくいといった状態を言いますが、中高年の方であれば「少し動くと息が切れるな」「肩で息をするようになったな」と感じたことがある方は多いかと思います。健康な人でも激しい運動をすれば息が切れますし、年齢を重ねれば軽い運動でも息切れを感じるようになるものですが、重大な疾患のサインの一つとなっていることも珍しくはありません。特に、安静にしている時でも息切れがする場合には大きな心疾患が隠れている可能性が高いので、ぜひお早めに循環器内科を受診してください。